想像力の質



何らかの結果が出る前に、あらかじめその予測をたてる。
確率はともかくとし、ある程度の正確さを持って答える事ができる。

例えば、
「10階建以上のビルの屋上から飛び降りればどうなるか?」
「宝くじを一枚買い、それが一等賞を獲れるか?」
「あいつ死ね、と心で唱えればあいつは死ぬか?」
など、先がある程度見える事前はいくつもある。

それらは想像力以前に、
歴史が現在にその結果を、似たような形で伝えているからだが、
その結果の筋道を更に細かく読み取れる人は、
一般的に出されている予測よりも、
更に高い確率で正確な先を見る事ができる。

それは、自分の進むべき道や、
会ったばかりの人の性質を瞬時に見抜く事にも使え、
あらかじめ失敗を抑えながら次に進める事になる。

歴史が伝える結果の細部、
「こうなるからにはこれがこうなっており、その前にこれがあり、
これがこれでこうだから、こうなる」
という公式を使い、応用を利かす数学みたいなモノである。

歴史上、すでに解明された結果と過程の集合を、
問題となる事柄へ当てはめ、
そこへ収まらなければ想像力を用い、
パズルの形を収まる様に変えていく。

あくまで歴史に沿った高い確率をもとに、
想像力の補助を得て出した予測は、
もはや魔法に近いモノがある。

想像力 = 勝手な思い込み
となっている人が多いものだが、
重要なのは、
「歴史の細部を正確に読み取り、
想像力を思い込みではなく、
現実に沿った想いとして成立させる事のできる人だからこそ、
先が正確に見える」
という事。

想像力が現実に沿う為の勉強は、
歴史の細部を正確に読む習慣で、ある程度は力が増していく。
また、生まれつきの性質で決まっている場合もある。


「考え事へ費やした時間の差が、明暗をわける」と言える。


1 (人の能力には差があるので、同じ事をしても結果に差が生じる)

2 (この想像力はこんな場面でも重要である。
   「自分がされて嫌な事は人にするな」と教えられた事はないだろうか?
   しかしコレには、大きな間違いがある。
   人にしてはいけない事は、相手のどうしようもない痛みを突く事であり、
   自分がされて嫌な事でも、相手が嫌でなければしても構わない。
   しかし、大抵の人にはそれだけ相手を思いやる気持ちも、想像力も無いので、
   せめて問題を大きくしないように、というちょっとした対処でそう教えられている。
  人の心はそれぞれ脆い部分が違う。
   想像力を用いて、相手の嫌なところを見抜く事が大事なのである。
  それが、結果の出る優しさと言えるものだ)



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